唯一無二のステージを黒瀬クリスマスコンサートで


福祉団体「黒瀬ありんこ」(広島県東広島市)様の記念行事で開催された「クリスマスコンサート」が12月15日、黒瀬生涯学習センターせせらぎホールで開催され、本校吹奏楽部と地元黒瀬中学校吹奏楽部さんが共に招待を受け、出演いたしました。
本年度のコンクールやマーチングの大会曲を主体に、ポップスやアニメソングなどを織り交ぜたプログラム構成。1曲ごとに会場の皆さんの大きな拍手に包まれ、会場一体で設立25周年を盛大にお祝いすることができました。


本校にとっては初の県外公演。リハーサルから初めて尽くしとなり、想定外の事態にも、部員たちは動揺せずできることをしっかりと準備しました。黒瀬中やスタッフの皆さんの協力もあって、奇跡的にも本番を無事迎えることができました。道中の万が一を考慮し予定より1時間早い出発の判断も功を奏しました。よい教訓となりました。
 
古川会長と倉敷高守屋校長のお祝いの挨拶で幕を開けました。
 
♪第1部
第1部の吹奏楽ステージで披露した「復興(保科 洋 作曲)」は、7月豪雨で同じ被災地となった黒瀬町の皆さんに、「困難にも力を合わせ一日も早い復興を」という佐藤総監督のメッセージとともに、演奏に願いを込めました。
 


 
 
 

♪第2部

 
 
第2部のパフォーマンスステージは、共演の黒瀬中の皆さんから。さすが全国大会出場の貫禄があり、29人とは思えない迫力のマーチングで、輝いた黒中サウンドが会場いっぱいに響いていました。広島カープの応援歌「それゆけカープ」は客席の皆さんも大喜びでした。

 
 
 
 
次に倉敷。直前の期末試験と並行しながらも、黒瀬中出身の部員が中心となって全員で作り上げた唯一無二のステージドリルができあがりました。この日は場当たりのみで本番に臨むことになりましたが、心ひとつにし、見事パフォーマンスを発揮することができたようです。10代の無限の力を感じた瞬間でした。


  

続いて、「故郷」と「クリスマスディスコキャロル」を合同で演奏し、会場の皆さんの歌声と共にコンサートを締めくくりました。
黒瀬中出身者のつながりで実現したこのコンサートで、多くの同級生やその保護者の方々との再会に喜びが溢れていました。
黒瀬ありんこの皆さま、黒瀬中の土居先生と生徒の皆さま、そして、大きな拍手をいただいたご来場の皆さまに心より感謝いたします。一つの行事を大勢で力を合わせることの素晴らしさを教えていただきました。温かく迎えていただいた皆様のお陰で、たくさんのことが学べる機会となりました。

  
 
せせらぎホールはスクールカラーと同色系の座席で親近感が沸きました。
最後に、遠方からたくさん応援に来ていただいた本校保護者の皆さま、いつも支えていただき本当にありがとうございます。

2018の夏 ゆるびのステージで復興を願いました

 
第2回目を迎えた「吹奏楽フェス2018inゆるび」(早島町主催)が7月27日に開かれ、地元の早島中学校吹奏楽部を中心に4校の演奏が繰り広げられました。近隣の多津美中学校吹奏楽部、東陽中学校吹奏楽部の皆さんとともに、本校吹奏楽部もゲストで出演させていただきました。


多津美中学校吹奏楽部の皆さん


東陽中学校吹奏楽部の皆さん

この日のプログラムは、吹奏楽コンクールでの演奏予定の曲やポップス曲を織り交ぜた構成で、中学生ステージでは明るく元気な演奏が印象的で、デビューを迎えた1年生の演出も会場を盛り上げていました。


本番前のチューニング室

本校も同様にコンクール曲を初披露したほか、昨年第1回定演のマーチング曲やポップス曲などを演奏しました。

♪キダム


♪宝島

今年の自由曲は、部として新たに立ち上がる苦しみや、厳しく辛い時間を過ごした昨年度までの活動を踏まえ最終的には5月の合宿で悩み悩んで決めた曲。まさかこの度の豪雨災害が起こるなど知るよしもなく…。音楽の力を信じ、1日も早い復興への祈りを乗せ演奏いたしました。

アンコールが起こるサプライズがあり、鳴り止まない拍手に部員関係者一同この上ない喜びを感じました。この拍手を忘れずこれからも精進してまいります。
 
最後まで熱心にお聴きいただいたお客様に心より感謝いたします。


この演奏会では、先の豪雨災害で被災された方への義援金を募っておられました。
この度の豪雨災害は身近に起こった大災害。被災された方々の辛さや悲しみは計り知れません。今日、このように演奏が続けられるありがたさを私たちは感じつつ、今私たちにできることは演奏に一生懸命に取り組むことである、そう考える機会を与えていただきました。

早島中の皆様にはステージの準備から撤収まで、本当にお世話になりました。