茜色の空に光るもの

10月7日、第31回全日本マーチングコンテスト中国大会に出場しました。

中国大会開催の地、出雲(島根県立浜山公園)。

ここは、中国各県の代表として実績と経験豊富な学校が名を連ねる大舞台。
倉敷校は本年度からマーチングコンテストへ出場し、挑戦者としてここに立たせていただきました。

この夏、吹奏楽コンクール中国大会後に動き始めた頃を思い浮かべると、今日の本番の扉が開き駆け出していく姿は、たくましささえ感じました。
声援のもと、41人は精一杯の演奏と演技を行いました。


審査結果は「金賞」。閉会後、子どもたちは外で待つ先生や保護者に拍手で迎えられました。
日が暮れた空は茜色。子どもたちの目には涙。
この時間、この気持ち。貴重な「経験」をさせてもらいました。

皆が一つになり目標に向かう姿。マーチングを通じ本当にいいチームに成長しました。
この空の下、光る涙の色こそ本当の賞の色。
最後の大会となった6人の3年生。陰で耐えながら泣いていた姿は絶対に忘れません。

出場が叶わずサポートしてくれた部員。活動環境や準備いただいた保護者の皆さま。そして関係者の皆さまの心強い大きな声援。この部で一緒に活動できたことを喜ぶ言葉。
この子どもたちにとってこんなに幸せでありがたいことはありません。
心から感謝いたします。
ここに至るまでに経た経験。出雲で得た経験。この宝物を胸に、会場を後にしました。

2018の夏 ゆるびのステージで復興を願いました

 
第2回目を迎えた「吹奏楽フェス2018inゆるび」(早島町主催)が7月27日に開かれ、地元の早島中学校吹奏楽部を中心に4校の演奏が繰り広げられました。近隣の多津美中学校吹奏楽部、東陽中学校吹奏楽部の皆さんとともに、本校吹奏楽部もゲストで出演させていただきました。


多津美中学校吹奏楽部の皆さん


東陽中学校吹奏楽部の皆さん

この日のプログラムは、吹奏楽コンクールでの演奏予定の曲やポップス曲を織り交ぜた構成で、中学生ステージでは明るく元気な演奏が印象的で、デビューを迎えた1年生の演出も会場を盛り上げていました。


本番前のチューニング室

本校も同様にコンクール曲を初披露したほか、昨年第1回定演のマーチング曲やポップス曲などを演奏しました。

♪キダム


♪宝島

今年の自由曲は、部として新たに立ち上がる苦しみや、厳しく辛い時間を過ごした昨年度までの活動を踏まえ最終的には5月の合宿で悩み悩んで決めた曲。まさかこの度の豪雨災害が起こるなど知るよしもなく…。音楽の力を信じ、1日も早い復興への祈りを乗せ演奏いたしました。

アンコールが起こるサプライズがあり、鳴り止まない拍手に部員関係者一同この上ない喜びを感じました。この拍手を忘れずこれからも精進してまいります。
 
最後まで熱心にお聴きいただいたお客様に心より感謝いたします。


この演奏会では、先の豪雨災害で被災された方への義援金を募っておられました。
この度の豪雨災害は身近に起こった大災害。被災された方々の辛さや悲しみは計り知れません。今日、このように演奏が続けられるありがたさを私たちは感じつつ、今私たちにできることは演奏に一生懸命に取り組むことである、そう考える機会を与えていただきました。

早島中の皆様にはステージの準備から撤収まで、本当にお世話になりました。