黒瀬クリスマスコン 初めて聴いた倉敷サウンド

初の県外公演となった、12月15日の黒瀬クリスマスコンサート。
後日、ご来場いただいた方々から主催者に多くの感想が寄せられました。初めて吹奏楽をライブ楽しんだ子どもたちの素直なリアクションに、演奏者としてよい経験となりました。
その一部をご紹介いたします。

 

●第1部 吹奏楽ステージ
  
・初めて吹奏楽の音楽を聞きました。迫力あり、身体で音楽を感じることができ感動しました。
・「復興」が何とも言えない世界観と迫力がありました。目を閉じると情景が浮かぶようで、怖さや時には明るい。倉敷・東広島市の一日も早い復興を願っています。
・トトロメドレー最高でした。きれいな音で、すぐそこにトトロや五月ちゃん・メイちゃんがいて楽しかった。アニメのシーンを思い起こしました。

●第2部 パフォーマンスステージ

・最初のファンファーレの迫力に感動。
・狭い空間でよくあんな動きができるなと感心しました。やっぱり、マーチングはいいですね。
・マーチングが完成する苦労を知っているだけに… 感動です。
・DMかっこよかった。堂々とした立ち振る舞い、笑顔も素敵でした。

●合同演奏 演奏と合唱

・「故郷」の選曲が良いでね。
・先輩・後輩、吹奏楽部を通じた仲間たちの演奏に拍手。長い時間、演奏していただきありがとうございました。

●その他

・なかなか倉敷まで行くことができないので、今回を楽しみにしていました。
・親元を離れ頑張ってきたことを思うだけで胸がいっぱいになりました。
・黒瀬ありんこさんにこのような企画をしていただき感謝です。
・コンサートの会場を見回したときに、いろんな世代の方が音楽を通じてひとつになれたこと素晴らしいと感じました。

唯一無二のステージを黒瀬クリスマスコンサートで


福祉団体「黒瀬ありんこ」(広島県東広島市)様の記念行事で開催された「クリスマスコンサート」が12月15日、黒瀬生涯学習センターせせらぎホールで開催され、本校吹奏楽部と地元黒瀬中学校吹奏楽部さんが共に招待を受け、出演いたしました。
本年度のコンクールやマーチングの大会曲を主体に、ポップスやアニメソングなどを織り交ぜたプログラム構成。1曲ごとに会場の皆さんの大きな拍手に包まれ、会場一体で設立25周年を盛大にお祝いすることができました。


本校にとっては初の県外公演。リハーサルから初めて尽くしとなり、想定外の事態にも、部員たちは動揺せずできることをしっかりと準備しました。黒瀬中やスタッフの皆さんの協力もあって、奇跡的にも本番を無事迎えることができました。道中の万が一を考慮し予定より1時間早い出発の判断も功を奏しました。よい教訓となりました。
 
古川会長と倉敷高守屋校長のお祝いの挨拶で幕を開けました。
 
♪第1部
第1部の吹奏楽ステージで披露した「復興(保科 洋 作曲)」は、7月豪雨で同じ被災地となった黒瀬町の皆さんに、「困難にも力を合わせ一日も早い復興を」という佐藤総監督のメッセージとともに、演奏に願いを込めました。
 


 
 
 

♪第2部

 
 
第2部のパフォーマンスステージは、共演の黒瀬中の皆さんから。さすが全国大会出場の貫禄があり、29人とは思えない迫力のマーチングで、輝いた黒中サウンドが会場いっぱいに響いていました。広島カープの応援歌「それゆけカープ」は客席の皆さんも大喜びでした。

 
 
 
 
次に倉敷。直前の期末試験と並行しながらも、黒瀬中出身の部員が中心となって全員で作り上げた唯一無二のステージドリルができあがりました。この日は場当たりのみで本番に臨むことになりましたが、心ひとつにし、見事パフォーマンスを発揮することができたようです。10代の無限の力を感じた瞬間でした。


  

続いて、「故郷」と「クリスマスディスコキャロル」を合同で演奏し、会場の皆さんの歌声と共にコンサートを締めくくりました。
黒瀬中出身者のつながりで実現したこのコンサートで、多くの同級生やその保護者の方々との再会に喜びが溢れていました。
黒瀬ありんこの皆さま、黒瀬中の土居先生と生徒の皆さま、そして、大きな拍手をいただいたご来場の皆さまに心より感謝いたします。一つの行事を大勢で力を合わせることの素晴らしさを教えていただきました。温かく迎えていただいた皆様のお陰で、たくさんのことが学べる機会となりました。

  
 
せせらぎホールはスクールカラーと同色系の座席で親近感が沸きました。
最後に、遠方からたくさん応援に来ていただいた本校保護者の皆さま、いつも支えていただき本当にありがとうございます。

第1回部活動奨学生セレクション


本校の部活動奨学生を希望する部員や、顧問の先生がご推薦される部員が集い実施されるセレクション。
11月3日、多目的音楽ホールで1回目を実施し、県内外からの参加がありました。
 
 

審査は4人の先生で行われました。
規定課題と実技で、実技ではソロ曲、エチュードなど自由曲を演奏します。
先生とのコミュニケーションでは、この学校を決めた理由や、一番頑張ったことなどを語っていました。

学校行事等の関係で、2回目の12月1日(土)参加が多くなりそうです。
申込書類等は、倉敷地域の中学校及び、その他の県内・県外から在学している卒業校に送付しています。
随時受け付けておりますので、申込はお早めにお願いします。

3rdオープンスクール

第3回オープンスクールが10月13日に開かれ、全体で約500人の参加がありました。
 

吹奏楽部は、体育館で行われる開会行事で歓迎演奏を行わせていただきました。

 
午後の部活動体験は、活動の様子や練習環境が垣間見れたり、部員との触れ合いができる人気のコーナー。会場となった日ごろの練習場である多目的ホールには、39人の中学生の参加がありました。
コンクールやマーチングコンテストでの演奏曲を披露したほか、中学生がそれぞれ持参した楽器で合奏を行うなど、練習の一部始終を体験してもらいました。
また、演奏後の時間を使って、各パートで自己紹介や部活の様子をもとに会話し、コミュニケーションを深めました。始まる前は少し緊張した面持ちの中学生でしたが、交流を通じてすっかり和んだ様子が伺えました。
 
前回のオープンスクールは、大会準備であいにく吹奏楽部が参加ができなかったため、県外から連続で出席した参加者は、「この度やっと倉敷高の演奏が生で聴けました」と喜んでおられました。
   
昨日の訪問演奏を行った福田南中の皆さんも見学に来てくれたようです。ありがとうございました。

福田南中の皆さんと


10月12日の午後、福田南中学校の芸術鑑賞の時間に吹奏楽部が招かれ、演奏の機会をいただきました。
会場校の体育館は、ほんの1週間程前、マーチング中国大会の出場を控え練習会場に提供いただいたありがたい場所でもあります。
 
1週間前のマーチング練習の様子

この日は、吹奏楽コンクールやマーチングコンテストの演奏曲からチョイス。このうち、この春コンクールの自由曲に決めた「復興」は、忘れてはならぬ今年7月の豪雨で被災された方々の復興への願いを込めて演奏しました。中学生や先生方も熱心に聴き入っていました。
  


このほか、福田南中の皆さんにも指揮者として演奏に参加してもらいました。同じ曲でも指揮者によって変わる演奏の違いを実感し楽しみました。

 
中学生の指揮で「アルセナール」を演奏

後半のポップス曲では会場も一体となった手拍子で盛り上がり、約1時間の演奏会があっと言う間に終わりました。
吹奏楽に携わったことがない生徒からも「演奏に鳥肌が立ちました」とコメント。
中学生の楽しんだ様子に部員たちも大満足。
お招きいただいたことに感謝するとともに、部活動の良い経験となりました。


倉敷高等学校では、依頼演奏を随時受け付けています♪

茜色の空に光るもの

10月7日、第31回全日本マーチングコンテスト中国大会に出場しました。

中国大会開催の地、出雲(島根県立浜山公園)。

ここは、中国各県の代表として実績と経験豊富な学校が名を連ねる大舞台。
倉敷校は本年度からマーチングコンテストへ出場し、挑戦者としてここに立たせていただきました。

この夏、吹奏楽コンクール中国大会後に動き始めた頃を思い浮かべると、今日の本番の扉が開き駆け出していく姿は、たくましささえ感じました。
声援のもと、41人は精一杯の演奏と演技を行いました。


審査結果は「金賞」。閉会後、子どもたちは外で待つ先生や保護者に拍手で迎えられました。
日が暮れた空は茜色。子どもたちの目には涙。
この時間、この気持ち。貴重な「経験」をさせてもらいました。

皆が一つになり目標に向かう姿。マーチングを通じ本当にいいチームに成長しました。
この空の下、光る涙の色こそ本当の賞の色。
最後の大会となった6人の3年生。陰で耐えながら泣いていた姿は絶対に忘れません。

出場が叶わずサポートしてくれた部員。活動環境や準備いただいた保護者の皆さま。そして関係者の皆さまの心強い大きな声援。この部で一緒に活動できたことを喜ぶ言葉。
この子どもたちにとってこんなに幸せでありがたいことはありません。
心から感謝いたします。
ここに至るまでに経た経験。出雲で得た経験。この宝物を胸に、会場を後にしました。

体育祭で演奏を披露

9月28日、晴
倉敷高等学校グラウンド


秋晴れのもと、体育祭が開催されました。体育祭で行われる部活紹介で、文化部はパレードを行います。

 
今年のパレードは、吹奏楽部がマーチングコンクールの出場をひかえて日頃練習している演奏曲をバックに、行進を行いました。

与えていただいた新たなるステージに向け

第59回岡山県吹奏楽コンクールが8月6日から倉敷市民会館で開催。(主催:岡山県吹奏楽連盟ほか)
本校は11日、高校A部門の2日目にプログラム20番として出場いたしました。
コンクール迫る約1か月前。西日本を襲った豪雨災害。本校地域周辺も寮を含め、数多くの家屋が床下浸水などに見舞われました。想像もしない光景を目の当たりに恐怖を感じつつ過ごした夜、練習できない日を過ごしました。
そして迎えた県コンクール。会場付近の美観地区は心なしか観光客は少なめ。災害の影響と店員さん。蝉の鳴き声も寂しげに聞こえます。しかし、大会会場に入るといつものように熱気に包まれ、各校の演奏が元気に響いていました。
今、こうして活動できること。皆が元気で今日を迎え大会に出場させていただくこと。こんなにありがたいことはありません。被災地域には未だに部活が困難な学校があると聞きます。
私たちにできること。それは、精一杯の想いを音に込め演奏させていただくことだと思っています。
猛暑が続く最中、主催者をはじめ大会運営に携わる多くの方々や学生スタッフの皆さまに、心より感謝いたします。
 
今大会の結果、中国大会への推薦をいただきました。
いつも活動を支えていただいた皆さまと喜びを噛みしめました。
次の与えれたステージに向け、更なる精進をしてまいります。